今年、近畿の梅雨入りが遅れている。
この日が梅雨入り前の最後の晴天になりそうなので、
景色が良さそうな神仙平へと。
国道168から五條市 大塔支所→林道篠原線で終点まで。
王子製紙の林道入り口手前の駐車スペースへ。

7:50スタート.渡渉あり。
水量は登山靴が簡単に水没するレベル。
ビニール袋を靴にかぶせて通過。
これから長い林道歩きが始まります。
いきなり崩落ポイント。

フィックスロープあり。
ロープにしがみついてなんとか通過。
林道区間ではここが最大の難所。この後も崩落個所多数あったが、
注意して進めば問題なかった。
それよりなんでもない木の枝とかに躓きそうになった。

滝が林道に注いでいます。
この水の浸食でここが崩れるのも時間の問題か。

林道から北に見えるのは中尾という尾根らしい。
明星ヶ岳へとつながっています。

9:05 七面山登山口。神仙平を目指すので、スルーして林道を進みます。

遥彼方に神仙平。
この目で見ると早く行きたくなる。

稜線手前の傾斜がまるで壁。
自分の体力で登れるのか。
林道は歩きは続く。

日当たりの良い所に出ると、
七面谷の渡渉です。
水かさは渡渉に問題ありません、綺麗な水です。

七面山登山口の古い看板がありますが、
旧道でしょうか、踏み跡は見当たらなかった。
カーブ一つ曲がると林道終点です。10:15

谷の中は巨石だらけ、ここからは樹林帯を登ります。
森の中をしばらく歩いてからカラハッソウ谷へ下りてみた。

涸れ沢だが幅が広い。

この瓦礫は流されて来たのか、土が流され瓦礫だけ残ったのか。

大雨の時、この川幅になったんだろうな。この上はすり鉢状だし。

この谷を歩く予定だったが、先が荒れてそうなので樹林帯で進む事に。
神仙平の手前辺りから傾斜がきつくなる。

神仙平へ出た。期待してた以上に景色が良く気持ちがいい。
ただ、傾斜がきつく、道があるわけでなく、
苔でフカフカのところもあり歩きやすくはない

部分的に平坦なところ(テント張れるぐらい。)はあったが、
たいらではなく殆どが斜面。
地形図で1200m〜1250mの辺りでなだらかなところがあるが、
そこは樹林帯の中だった。

さらに稜線手前の樹林帯が壁のように見える。
傾斜の緩そうなところはナシ。
木につかまって登るしかないので、
木の密度の濃い所を選んで進む。
途中、ふくらはぎがつりそうになり、
暫く、休憩。
とりあえずツムラの68番を飲み、
休み休み登る。鹿の足跡を辿ると歩きやすい。
バイケイソウの海を越えて奥駆道へ。13:00
林道終点から3時間弱もかかった。

舟ノ垰。「舟ノ峠」になってます。

いかにも奥駆道。

七面山遥拝石

弥山と釈迦の中間位。
この後、七面山へと向かうのだが、
楊枝の森の東を巻く奥駆を進んでしまい引き返す事に。
足に負担を掛けたくないので、
楊枝の森のピークを避けて北側をトラバース。

楊枝の森から七面山への尾根は倒木だらけで真っ直ぐ進めない。
よって踏み跡は不明瞭。
倒木を避け尾根芯を外して歩くが、尾根芯を意識していないと
いつの間にか違う方向へと行ってしまう。

この道標の先に山抜けあり。

七面山東峰への分岐。足がつりそうなので東峰はパス。

下山を優先する。登山口への道を進む。

ちょろっと鎖場とか。

七面山西峰。
時間も足も限界で、
アケボノ平もパス(残念)。
下山を急ぎます。
最初は笹の急斜面、その後シャクナゲのやせ尾根を下る。

シャクナゲは急斜面に多いような気がする。

土が洗い流され木の根が浮いて歩きにくい。

尾根を離れ、登山口へと植林の斜面のつづら折れを下る。16:20

目印は少ないですが、踏み跡明瞭。

放置された機械。

16:55登山口。
足元に気を付けながら林道入り口まで急ぐ。
17:50下山完了。
平日のせいか、結局、誰とも会わず。
登りは疲れたが神仙平は気持ち良かった。