セロー250のリアサス・リンク・リレーアームのグリスアップ

セロー250のリアサスリンク周りのグリスアップをしました。

セロー250は日本製のはずなのに、
新車でもリアサス周りのグリスが
最小限しか付いていないという噂です。
なにもしないと4万kmほどでサスが固着するケースも。
新車でも一度グリスアップした方がいいです。
めんどうならショップに頼めばいい。
気持ちよく林道を走る為にたまにグリスアップをしましょう。

YouTube動画の方が分かりやすいかも。


用意するものは

モリブデングリス
　（純正を使いましたが、ホムセンの300円のジャバラチューブ入りでもいけるはず。
　　マニュアルにもモリブデングリスとしか書いていない。）
差込角1/2の長いスピンナーハンドル（3/8では工具に無理がかかる）
ソケット：22、19(リアアクスル用)、17、14、10、8mm
17mmスパナ(供回り防止用）
オフロードバイク用リフトかバイク用ジャッキ
使い切り手袋　(結構消費する）
ウエス
パーツクリーナー2〜3本

まず、準備
チェーンカバーを外す。


スネルカムに印をつける。
戻した時、チェーン調整が楽になる。


アクスルを緩める


次は、ピボットを緩めるのだが、
固着しているので、
パイプでスピンナーを延長

差込角1/2を使う、3/8では危険。

ナット側は長いメガネレンチを足で押さえる


なんとか緩んだ。


コネクティングアーム部を緩める。


この3か所を緩めてからジャッキアップをする。


アクスルシャフトを抜きリアホイルを外す


泥除けを外す


この泥除け新品600円です。
この、端の部分をライターで溶かして後ろに反るようにしてます。
これでツーリストを入れた時、ノーマルスプロケでも当たりません


ブレーキホースの固定ネジを外す


ホースの取り回しを外し
キャリパーをペグに置くか針金等でペグにぶら下げる


スイングアームをキャリア等に針金か紐でぶら下げる


コネクティングアームを外す17mm


スイングアームを上に上げる


サスの下のボルトを外す17と14mm


リレーアームを車体に取り付けているボルトを外す17mm


スイングアームを吊っているものを外す


ピボットシャフトを抜きスイングアームを外す


チェーンガード最初に外すべきだった


スイングアームがチェーンオイルまみれ
パーツクリーナー2〜3本必要


ピボット部のスラストカバーを外し、中のカラーを抜いて
パーツクリーナーで清掃


カラー、シャフト、スラストカバー内側にモリブデングリスを塗布




スイングアーム下側のブッシュ部
カラーを抜き、穴の中にグリスを塗って、
カラーにもグリスを塗布し、穴に戻す。


ピボット部。
これも穴の中のブッシュ部の内側にグリスを塗布後、
グリスを塗布したカラーを戻し、スラストカバーも戻す。

はみ出たグリスはパーツクリーナーを使わずに、
ウエスかティッシュで拭き取る

スイングアームを取り付ける


ピボットを80Nmで締め付ける


スイングアームを再び吊って上に上げておく


リレーアームもグリスアップ。
することは同じ。
穴からカラーを抜き、穴の中にグリスを塗り、
カラーにもグリスを塗って穴に戻す。


リレーアーム取り付け
取り付けボルトにもグリスを塗布する。

規定トルクは50Nmです。

サスの下側ボルト。
ボルト側、ナット側共にワッシャー付き。
ボルトにグリスを塗布してから40Nmで締め付け


コネクティングアーム部。
ボルトにグリス塗布後して組み付け。
リレーアーム側から付ける。


次にスイングアームを下し、アーム下のブッシュ部と繋げる。


ここは2本とも59Nmで締め付け


スイングアームを吊っていたものを外し、
ブレーキホース、泥除けを戻す。

リアホイルを取り付ける。
左右にカラーがあるが、
厚みがある方がスプロケ側。
他人のブログでグリスを塗布していたが、
マニュアルにはグリス塗布の指示はない。
埃が付くのでグリスは不要。
アクスルシャフトには万能グリスを塗布と指示がある
多分錆防止の為だろう。


85Nmで締める


後はチェーンカバーとチェーンガードを戻し、
ジャッキを下せば終わり。


これでまた林道が楽しくなる。